次に紹介していくのは、革に穴を開ける道具を紹介していきます。
ここから一気にレザークラフトって感じになっていきます。
ここでちょっと復習ですが、革を縫うときにはそのまま縫えないのを知っていますか?
革は厚く丈夫なので、穴を開けずに縫おうとしても針が革を突き抜けてくれません。
(これは手縫いの話で、ミシンで縫う際は事前に穴を開ける必要はありません。)
そうなると革に穴を開けるにはどうしたいいんだろう?
革に真っ直ぐ穴を開けるにはどうしたらいいんだろう?
って疑問が湧いてきます。
今回は、そんな疑問を解消しつつ、革に穴を開ける際に必要になってくる道具と関連する道具を中心に紹介させていただきます。
①菱目打ち
これは、革に穴を開ける際に一番使用する道具です。刃先が菱形になっています。
刃先が菱形になっているため、綺麗な縫い目ができます。
注意点は、必ず刃が同じ間隔の物を用意して下さい。(刃の間隔もそれぞれ違います。私の場合は2㎜と4㎜を使用することが多いです。)
様々な刃の本数の菱目打ちが市販されていますが、ホームセンター等で買える商品は4本目打ちの物が多いです。そして、革のカーブに使う際は2本目打ちを使用します。
(1本目打ちを使用することもあります)
刃先の数が多ければ多いほど、一回で穴を開けられる数が多くなるということですね。
必須としては4本目打ちと2本目打ちがあればなんとかなります。
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②丸ぎり、菱ぎり
丸ぎりとは革に印をつけたり、型紙を当てて裁断線を引く時や、菱目打ちで穴をあけて針が通りにくい場合に、穴を大きくしたりする時に使用します。
菱ぎりとは、菱目打ちで穴を開けた際に針が通りにくい場合に、穴を大きくするときなどに使用します。丸ぎりと菱ぎりを使ってそのまま穴を開ける事もできます。
私の場合は、丸ぎりを使用しています。小さい小物などを作成する際は、菱目打ちの間隔より小さい穴を開ける必要が出てきますので、直接丸ぎりを使用して穴を開けていくこともあります。(注意点は菱切りには刃の大きさが様々なので、自分の持っている菱目打ちと同じ大きさの刃の大きさを選ぶ必要があります。)
個人的には丸ぎりが1本あればいいと思います。(写真のものは100円ショップにも売っていたものです。)
③ゴム板
菱目打ちや丸ぎり、ハトメ抜きなどで穴をあける時に使用します。
ホームセンターなどでも売っていますが、安定性を考えると厚みがしっかりあるものを選ぶほうがいいです。
ちょっと使い込まれていますが現在使用しているものです。
④ゴムハンマー
菱目打ちや丸ぎり、ハトメ抜きなどで穴を開ける時に使用します。また、ホックやカシメ等を取り付ける時にも使用します。
種類は木槌やプラスチック等ありますが、私はゴムハンマーを使用しています。
ゴムハンマーでは叩く時の音が軽減されるので使っています。
どのハンマーを使うかはお好みで自分の好きなものを使用して下さい。
(こちらも100円ショップでそろえる事ができます。)
使い方のイメージはこんな流れになります。
ゴム板を下に敷く→革を上に置く→菱目打ちを当てて→ハンマーで叩いて穴を開ける
革に穴を開けるだけでも道具がすこしづつ増えてきましたね。
革に穴を開けるのに必要な道具をまとめてみましょう。
①菱目打ち(4本目打ちと2本目打ち)
②丸ぎり(菱ぎり)
③ゴム板
④ゴムハンマー(木槌等)
必要に応じて自分の使いやすい道具を揃えていくのも楽しいです。
とりあえずレザークラフトを初めてみたいという方にはセット物もありますので、まずはそちらを購入してみましょう。
私は単品で揃えていきましたが、セット物の方が安く済むかもしれません。
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一緒に勉強しながら楽しいレザークラフトライフを楽しみましょう。