オーダーメイドで作品を作る事が多くなってきて、作品を作る事はやっぱ難しいなっていつも感じさせられます。
型紙があって、以前に作った作品の色違いとかやったら色々試行錯誤しなくていいんですけどね…。
でも、実際はお世話になってた雑貨屋さんからオーダーを頂く時も、『色々要望はあるけど○○さんに任せた方がきっといい物ができるはず』って言われちゃうこともあったりして…。
依頼者の方には会った事もないし、任せてくれちゃっていいのかな?笑って思ったり。
その反面任せてもらえたらめっちゃやる気になったりして…。
そんな少しの情報からその人のニーズに精一杯応えようといつも頑張ってるんですけどね。
やっぱ自分の『こうしたい』っていう思いと、依頼者の方の『こんなんがいいな』っていう想いを合致させることはなかなか難しいですよね?
オーダーメイドで作品を作っている人ならこの気持ちに共感してくれる人もきっといるはず。
前にお世話になっていた雑貨屋さんから、ネックレスのオーダーを頂いた事がありました。
渡されたのは『小さな小瓶』と『中にいれるピンクの葉っぱの形をした物』。
小瓶に詰めて革のネックレスを作ってもらいたいっていう製作依頼でした。
なんと依頼主は小学6年生の女の子だそうです。
分かっている事は、お守りを小瓶に入れてずっと身につけていたいって事しか情報はありません。
今の小学6年生ってどんなんが好きなんやろ?
とか
もう直ぐ中学生で反抗期を迎えちゃうのかな笑
とか
まったく関係のない事まで妄想を膨らませながら作った作品がこちら。
ベルトの部分も大人になってから身につけられるように、革の指輪になってます。
ちょっとしたサプライズ。
納品した雑貨屋のオーナー様からは『かわいい』って好印象を頂きましたが、果たして依頼主の方は満足してくれたのかなって、考えちゃいますよね。
この作品も私の『思い』と依頼主の『想い』がちゃんと合致したのでしょうか。
人の価値観は人それぞれなんで正解なんてないかもしれないですが、これからも自分が良いと思う事を信じて、納得のいく作品を作り続けていきたいと思っております。
そして依頼主の方の期待をいい意味で裏切っていければいいなっておもいます。
『思い』と『想い』のお話でした。